日銀審議委員に「リフレ派」安達誠司氏 追加緩和は現時点では不要との認識
日銀の新しい審議委員に元丸三証券経済調査部長の安達誠司氏(54)が26日就任し、記者会見を開いた。新型コロナウイルスの感染拡大について「いつ底打ちするのか、まったく見えない。刻々と変わる状況を注意深く見ていきたい」と危機感をあらわにした。追加緩和については現時点では不要との認識を示した。安達氏は、新型コロナウイルスによる経済悪化への対応について「収束を迎えるまで、企業中心に資金面で持ちこたえる政策をすべきだ」と述べ、当面は企業の資金繰り支援や金融市場への潤沢な資金供給が必要と指摘。