【鉄道】「廃線なら通学できない」「高齢者の移動手段」の声が後押し 赤字の近江鉄道、存続
鉄道事業の赤字が続く近江鉄道(滋賀県彦根市)の在り方を議論してきた法定協議会が25日、鉄道全線の存続に合意した。滋賀県や沿線市町などの決断を後押ししたのは、鉄道の廃止による沿線住民への影響や、代替手段への高額な投資費用だった。一方で、存続に向けた沿線自治体の負担割合には課題が残る。協議会は、今年1~2月に沿線の住民や学校17校の生徒ら約1万3700人に対して利用頻度やニーズをアンケート調査し、計8199人から回答を得た。