【和歌山】紀州徳川家のコレクションの一部資料をネット上で公開 「魔王」初版楽譜も
世界に十数点しか残っていないバッハの初版楽譜やベートーベンの自筆楽譜…。そんなクラシック音楽ファン垂涎(すいぜん)の貴重な資料約2万点を集めた和歌山県の「南葵(なんき)音楽文庫」について、県が3月末にも一部資料の画像をインターネット上で公開する。紀州徳川家第16代当主、徳川頼貞(よりさだ)(1892~1954年)が私財を投じて収集した貴重なコレクションで、県の担当者は「郷土の宝を広く知ってもらい、西洋音楽の普及に努めた頼貞公の功績を再評価するきっかけになれば」と話す。