マスク着用めぐり議論 欧州、「変人」の偏見消える?
新型コロナウイルスの感染拡大阻止で、一般市民が幅広くマスクを着用すべきかの議論が欧州で拡大している。欧州では有症者が着けるものとの認識が一般的だが、広く普及しているアジアで感染が比較的抑えられていることが着目され、「着用者は変人」といった偏見をなくすため、症状に関係なく使用を義務付ける例も出始めた。世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は1日の記者会見で、有症者が着用すべきだとの従来の見解は変えていないとしたものの、「広範な使用についての議論がある」と指摘。