【新型ウイルス】米の元患者「悪夢は終わらない」 回復後も家族とハグできず
新型コロナウイルスの感染拡大が急速に広がる米国では、入院して治療を受け、新型コロナを克服した人たちも増えている。壮絶な医療現場を目の当たりにし、退院後に「治療に役立ちたい」と立ち上がる人の輪が広がる一方、簡単には日常生活に戻れず、苦しみが続く人も少なくない。感染の震源地となっているニューヨーク市。イエメン出身の移民で配車サービス「ウーバー」の運転手、ファテヒ・ダーハンさん(34)は新型コロナに感染し、重篤化しながらも生還した一人だ。