外出制限で需要増も生産減…世界的にコンドームが不足する恐れ 国連「破滅的な影響及ぼしかねない」
新型コロナウイルス感染拡大による製造工場の閉鎖や流通の混乱で、世界的なコンドーム不足が懸念されている。すでに世界最大のコンドームメーカーであるマレーシアの「カレックス(Karex)」が生産減に追い込まれており、国連(UN)は「破滅的」な影響を及ぼしかねないと警鐘を鳴らしている。世界最大のゴムの産地で、コンドームの主要生産国でもあるマレーシアは先月、新型コロナウイルスの感染者数が東南アジアで最多クラスとなったことを受け、全国規模のロックダウン(都市封鎖)に踏み切った。