【イスラム教】感染予防のため断食中止を求める声も…“ラマダン”開始まで1週間、どうなる?
イスラム教のラマダン(断食月)が二十四日前後に始まるのを前に、中東諸国では新型コロナウイルスと断食を巡る議論が熱くなっている。感染予防のため断食中止を求める声に対し、宗教界は「義務が免除されるわけではない」との見解だ。一カ月にわたるラマダン期間中は日中の飲食が禁じられ、唾さえのみ込まない人もいる。中東メディアによると、エジプトのテレビ司会者やアルジェリアの政治家らが「のどが乾燥すれば感染しやすくなる」などと疑問を呈し、断食の中止を提案した。