【コロナ】「紙」が阻む在宅勤務 日本企業、電子化遅れ はんこ押すため特別出勤も
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、企業は急ピッチで「在宅勤務(テレワーク)」を導入している。自宅で仕事ができるウェブ会議システムの活用が進む一方、はんこが必要な書類や通信容量の不足などが課題に。政府が目指す人と人の接触機会の8割削減には、社内文書のデジタル化をはじめ課題が山積みだ。「3月下旬に在宅勤務を始めたが、はんこを押すため、特別許可をもらい10回以上出社した」とこぼすのは大手機械メーカーに勤める40代の営業マン。