【自粛恩恵】都内の特殊詐欺が3割減 在宅増え不審電話に気付きやすく 1~3月
警視庁は24日、今年1~3月の東京都内の特殊詐欺認知件数は717件で、前年同期に比べ28.7%減ったと発表した。被害額は33%減の約13億2943万円。新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛やテレワークの普及で家族が在宅することが増え、不審な電話に気付くケースが増えたとみられる。特殊詐欺のうち、医療費の還付に必要な手続きなどを装い現金自動受払機(ATM)で送金させる「還付金詐欺」が167件(36.3%減)で、全体の約2割を占めた。