【コロナ格差】米先住民ナバホ居留地でコロナ流行、手洗いは「手の届かないぜいたく」…歴史的な格差浮き彫りに
米国最大の先住民居留地、ナバホ・ネーション(Navajo Nation)で新型コロナウイルスが猛威を振るっている。感染者が急増する中、かつて入植者が持ち込んだ伝染病によって大勢が犠牲になったこの地で、長年にわたる格差が表面化している。砂岩の卓上台地(メサ)がそびえ立ち、雄大な渓谷や遺跡を有するナバホ・ネーションは米南西部3州にまたがり、英スコットランドと同程度の面積に約17万5000人が暮らす。