【技術】下水で新型ウイルス追跡、貴重な早期警報システムとなり得るか
中国で最初に新型コロナウイルスの流行が発生して以来、患者の排せつ物の中にはっきりとウイルスの存在が認められることがいくつかの研究で明らかになっている。下水の検査は今や感染拡大の追跡にとって重要なカギであり、流行の第2波が危惧される中で貴重な早期警報システムにもなるかもしれない。正式名「SARS-CoV-2」と呼ばれる新型ウイルスの遺伝学的痕跡は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が流行している世界各地のトイレや下水道、下水処理施設などの排水で確認されている。