新型コロナで息をふきかえしたIS イラク、シリア、エジプトで攻勢
中東各国が新型コロナウイルスへの対応に追われる中、近年弱体化していた過激派組織「イスラム国」(IS)がイラク、シリア、エジプトなどで攻勢を強めている。特にイラクでは政治勢力間の対立や駐留米軍部隊の一部基地からの撤退で、「治安の空白地帯」が部分的に生じており、ISが勢いづいている模様だ。AP通信などによると、イラク北部サラハディン県では2日未明、複数地点で起きたISとの戦闘で、シーア派民兵組織「人民動員部隊」(PMU)の10人が殺害された。