【コロナ最前線】“特殊清掃”の需要増「孤独死、陽性か教えてもらえない」「三密回避で発見まで時間」など問題も
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「例年に比べて、依頼件数は約4倍です」。新型コロナウイルスのリスクの最前線で戦っているのは医療従事者だけではない。コロナの感染者を出した施設の消毒にあたる「特殊清掃」の需要が増えている。通常の技術では困難な現場の消毒・消臭・清掃が主な作業だ。ゴミ屋敷や、自死・孤独死のあった部屋の掃除がイメージされやすいが、ノロウイルスなどの感染があった施設の消毒のノウハウがコロナ消毒にも役立っている。