【中国】全人代の開幕を控え「言論統制」を強化中…共産党非難の著名学者を拘束
中国の著名法学者で元弁護士の張雪忠氏は12日までに、共産党の事実上の独裁体制を保障した現行憲法は「偽物だ」と非難、普通選挙の規定などを盛り込んだ独自の憲法草案を含む文書を公開した。その直後に公安当局に一時拘束された。当局は全国人民代表大会(全人代=国会)の開幕を22日に控え言論統制を強化している。全人代代表(国会議員)宛てに9日ごろ公開された文書は、公正な選挙を経ずに選ばれた代表が政策議論を行っている形跡は見られないとし、「手を挙げることしか知らないロボットのようだ」と指摘。