【風の菓子 虎彦】外出不自由な高齢者にお菓子を 宮崎の老舗菓子店が移動販売
新型コロナウイルス問題で来客を期待しにくい中、宮崎県延岡市幸町の老舗菓子店「風の菓子 虎彦」が移動販売を始めた。「虎の子便」と名付け、上田耕市社長(66)自ら販売車を運転して住宅地へ。外出が不自由な高齢者が新たな「お得意様」になるなど、思わぬ副産物も。売り上げは順調という。コロナで客足が落ち込んだが、上田社長は「不要不急の買い物を控えているだけで、菓子の評価が落ちたわけではない」「前もってお知らせし、こちらから出向けばいい」と考え、移動販売を思い立った。