【米国】中国企業の上場制限へ 米ナスダックが基準厳格化
米新興株式市場を運営するナスダックは近く、外国企業の上場基準を厳格化する。新規株式公開(IPO)の調達規模に下限を設け、中国資本の上場を事実上制限するのが狙いだ。新型コロナウイルスをめぐる米国と中国の対立は深刻化しており、貿易に加え、資本取引でも摩擦が強まっている。ナスダックが米証券取引委員会(SEC)に提出した規則改正案によると、一部の国・地域の企業がIPOで投資家から調達する資金規模について、最低2500万ドル(約27億円)か、上場後の時価総額の少なくとも25%相当とする。