世界初 ES細胞から作った肝臓の細胞を移植 赤ちゃんの治療成功
体のさまざまな組織や臓器の細胞に変化できるES細胞から作った肝臓の細胞を移植して、難病の赤ちゃんを治療することに成功したと、国立成育医療研究センターが発表しました。センターによりますと、ES細胞から作った細胞の移植は国内で初めてで、肝臓への移植は世界でも初めてだとしています。国立成育医療研究センター臓器移植センターの福田晃也診療部長らの医療チームは去年10月、「尿素サイクル異常症」の生後6日目の赤ちゃんに、ES細胞から作った肝臓の細胞を移植したと発表しました。