【菅義偉官房長官】黒川氏が「必要不可欠」とする従来の見解と矛盾する見方を示した
東京高検の黒川弘務検事長の辞職や検察庁法改正案について、22日の菅義偉官房長官の記者会見で質疑があった。政府は1月に黒川氏の定年の半年間延長を決定した際、「東京高検管内の重大かつ複雑困難な事件の捜査・公判に対応するため、黒川氏の指揮監督が必要不可欠だ」と説明してきた。しかし、菅氏は22日の会見で、黒川氏辞職後も検察当局は捜査・公判に「適切に対応していると思う」と述べ、黒川氏が「必要不可欠」とする従来の見解と矛盾する見方を示した。