WHO、寄付集めへ財団設立 米拠出停止とは「無関係」
時事通信
世界保健機関(WHO)は27日、活動資金に充てる寄付金を集めるための「WHO財団」を設立したと発表した。法的にはWHOからは独立した法人として、企業や個人など主に民間から寄付を募る。集めた資金の7~8割が、直接WHO事務局に拠出されるという。テドロス事務局長は記者会見で、慢性的な資金不足を解消するため2年以上前から準備してきた計画であり、米国が新型コロナウイルスへの対応を批判してWHOへの資金拠出を停止したこととは「無関係だ」と説明した。