【研究】イモガイが獲物を低血糖にして狩るときに流すインスリンが人間の糖尿病にも効果あり
アンボイナガイ(イモガイ科)は、狩りで強力な毒を使う「海の殺し屋」として知られています。アンボイナガイの分泌する毒の正体は強力なインスリンであり、その毒インスリンに触れた小魚は低血糖のショックを起こして気絶してしまうのです。そして気絶した小魚は、アンボイナガイによってゆっくりと丸呑みにされます。
2015年にこの毒インスリンの存在が発見されてから、研究者たちは、この強力な毒インスリンを人間の糖尿病治療に役立てないか考えてきました。