【フリーズドライ】世界初の凍結乾燥精子による子牛誕生 乾燥して死んだ精子でも
総合科学系生命環境医学部門の松川和嗣准教授が、宮城県畜産試験場との共同研究で、凍結乾燥精子による子牛の誕生に世界で初めて成功しました。従来、肉質の優れた雄牛の精子の保存にはマイナス196度の液体窒素が用いられてきましたが、液体窒素は気化してしまうため定期的に補充しなければならず、その生産のための環境負荷や人体への悪影響 (酸欠や低温やけど)、自然災害や伝染病発生時の貴重な遺伝資源の損失のリスクなどがデメリットとなり、持続的な家畜生産への影響が懸念されています。