【畜産】農水省が飼養基準決定の方針を転換 指定地域も放牧可能 畜舎の確保は、避難用の設備の確保に変更へ
農水省は16日、新たな飼養衛生管理基準を決めた。当初案で中止としていた牛と豚の「大臣指定地域」での放牧については方針を転換、放牧を認める。指定地域以外の牛豚の放牧も、当初案では新たな畜舎の確保を求めていたが、簡易な設備でも良いようにする。生産現場からの懸念の声に配慮し、柔軟な内容に軌道修正した。食料・農業・農村政策審議会家畜衛生部会が同日、新たな管理基準と特定家畜伝染病防疫指針について江藤拓農相に答申した。