【医療】血液でアルツハイマー病検査 今月から臨床研究 長寿医療研、島津製作所など
アルツハイマー病を血液検査で判定する新検査システムの実用化に向け、国立長寿医療研究センター(愛知県)や島津製作所(京都市)などの研究グループが、今月から臨床研究を始めると22日発表した。従来より安価で患者の負担を減らせる可能性があり、3年以内の実用化を目指す。アルツハイマー病は、発症の20年ほど前からアミロイドベータ(Aβ)と呼ばれるたんぱく質が脳に蓄積することが明らかになっているが、これまでは数十万円かかる陽電子放射断層撮影(PET)などの検査で調べるしかなかった。