南海トラフ地震に備え「ゆっくりすべり」監視強化 新たに12の観測装置活用 気象庁
南海トラフ地震と関連があるとされる地殻変動「ゆっくりすべり」の監視を強化するため、気象庁は、愛知県などに設置されている観測装置の活用を25日から始めました。南海トラフ地震は、海底のプレート境界が通常の地震よりも遅い速度でずれ動く「ゆっくりすべり」といわれる地殻変動と関連があるとされています。気象庁はこれまで、愛知県や静岡県などの27か所で、観測してきましたが、25日から、茨城県の産業技術総合研究所が研究用に使用していた愛知県豊橋市や三重県熊野市などにある12の観測装置のデータも活用します。