【読売】亡くなっているのに現金給付、米で110万人に1500億円…迅速さ優先で
米議会の政府監査院(GAO)は25日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済対策に盛り込まれた現金給付で、すでに亡くなっている約110万人に計14億ドル(約1500億円)が支給されていたと発表した。人数、金額とも全体の1%に満たないが、GAOは政府に、返納方法を遺族へ通知するよう求めた。GAOの報告書によると、現金給付は2018年、19年の納税情報などを基に実施したが、米財務省が死亡記録と突き合わせなかったため、故人にも支給されてしまった。