【国際】インドのカースト最下層、ヒンドゥー教捨てて仏教へ 日本から来た僧が後押し 「私はすべての人間が平等であると信じます」
仏教が生まれた土地ながら、人口の8割がヒンドゥー教徒というインド。最近はカースト制度の最下層にある人たちの中で、仏教に改宗する動きが目立っている。導くのが日本から来た老僧だ。(奈良部健、文中敬称略)■「新しい人生が始まった」
「私はすべての人間が平等であると信じます。今日、新たな人生を手に入れたと信じます」※省略
約900キロを鉄道でやってきた大学生ラワン・パル(23)は、「不可触民(ダリト)」と呼ばれてきた、カーストで最底辺層の出身。