【研究】インフルエンザの予防接種を受けた人はコロナの重症化リスクが低い可能性
まず、インフルエンザ予防接種が新型コロナウイルス感染症による死亡リスクを下げる可能性を示唆した米国の論文(*3)を紹介します。専門家による査読を受ける前の論文で、「MedRxiv」に2020年6月26日に公開されたものです。著者である米Johns Hopkins大学の研究者らは、米国内の2034郡で、2020年6月10日までの新型コロナウイルス感染症による死亡者数と、65歳以上の高齢者の2019~2020年のシーズンのインフルエンザ予防接種率の関係を調べました。