【研究】統合失調症発症の一因となる分子・神経回路メカニズムを発見 統合失調症関連遺伝子「Setd1a」の新たな機能の解明
SETD1Aのデ・ノボ変異で起こる遺伝子発現の変化と、神経回路の働きに及ぼす影響は?日本医療研究開発機構(AMED)は9月16日、マウス実験から、Setd1a遺伝子の機能低下が大脳前頭前野の神経回路の働きに障害を起こし、統合失調症と関連する行動異常を起こすことを発見したと発表した。これは、東京大学大学院医学系研究科機能生物学専攻神経生理学分野の長濱健一郎研究員(研究当時)、上阪直史講師(研究当時)と狩野方伸教授らの研究グループによるもの。