【ジャパンライフ】高額資産家に集中営業 チェックシートで資産把握、ランク分け
磁気健康グッズの販売預託商法を展開したジャパンライフ(本社・東京都、破産手続き中)を巡る巨額詐欺事件で、同社が顧客の資産状況を把握したうえで高額資産家に集中的に営業していたことが捜査関係者への取材で判明した。営業の際には資産を持つ高齢者らを生け花教室に誘うなどして信用させていた。警視庁などの合同捜査本部は元会長の山口隆祥容疑者(78)=詐欺容疑で逮捕=がこうした手法を指示したとみて、2100億円もの資金を集めて破綻した経緯の全容解明を急いでいる。