環境相意見書に経産省横やり 専門家「手続き透明性ないがしろ」 神戸の神鋼火力増設計画
神戸製鋼所が神戸市灘区灘浜東町で進める石炭火力発電所の増設計画を巡り、環境影響評価(アセスメント)の手続きで提出が定められている環境大臣の意見書について、経済産業省が事前に意見書案を確認し、修正や一部表現の削除を求めていたことが分かった。環境省側も一部応じていた。環境影響評価法などでは、環境相は環境保全の見地から意見を述べるとされ、計画に反対する住民から「法の趣旨に明らかに反している」と批判が上がっている。