【子宮頸がん】日本は毎年、1万1000人が診断され、年間1200人(30歳未満)がこの病気によって子宮を失い、2800人が亡くなっています
子宮頸がんなどの予防目的で接種される「HPVワクチン」によって、子宮頸がんの発症リスクが下がることを初めて証明したスウェーデンの論文が、米国のNew England Journal of Medicine誌に発表されました。これまで、HPVワクチンがHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染や、子宮頸がんの手前の「前がん病変(高度異形成、上皮内がん)」を予防する効果は認められていましたが、子宮頸がんの発症については長期間の追跡が必要なことなどから、エビデンスは得られていませんでした。