【ウイルスとの闘い】テドロス事務局長「私たちはあきらめてはいけない」
世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長は26日、米高官が示唆した新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)を抑制する取り組みの断念は「危険だ」と警告し、各国に「あきらめない」よう呼び掛けた。テドロス氏はインターネット上で開いた記者会見で、何か月も続いているウイルスとの闘いにより一部で「パンデミック疲れ」が出ていることを認めた上で、「それでも私たちはあきらめてはいけない」と述べ、「崩れてしまった生活と生計にバランス」を取り戻すよう各国指導者に求めた。