【百日間の大荒行】感染対策講じて12人が入行 「病魔に打ち勝ち世を支える」 千葉県・日蓮宗遠寿院荒行堂
祈祷修法を修練するために「寒一百日」間の修行に籠る大荒行の入行会が1日、千葉県市川市の日蓮宗遠寿院荒行堂(戸田日晨伝師)で厳修された。加行者は昨年に比べ1人増の12人(初行9人、再行2人、参行1人)が入行。行堂改革4年目の今年は、コロナ禍により、各種の対策を講じながらの加行となる。入行会を厳修した鬼子母神堂(表堂)は換気のため戸をあけ放ち、死を覚悟する意味を持つ白き清浄衣に身を包んだ修行僧の力強い読経の声が境内に響き渡った。