若年性認知症でも働きたい 県などが就労支援モデル事業(岐阜県)
岐阜県と製薬大手「エーザイ」(本社・東京都)は今月から、若年性認知症と診断された人の就労を支援するモデル事業を始めた。「もう働けない」という本人の思い込みや周囲の偏見が、仕事を続けることを難しくしており、事業では、症状に合わせた職場環境の整備などで社会参加につなげることを目指す。エーザイが運営する各務原市の「内藤記念くすり博物館」に17日午前、若年性認知症の林田光市さん(63)=瑞穂市=が、妻の純子さん(57)に付き添われて初めて出勤した。