【社会】「唯一無二の存在」京アニ事件がアニメ界に与えた影響 「新作のTVアニメシリーズを作ったときに京アニ復活を印象付けられる」
京都市伏見区のアニメ制作会社「京都アニメーション(京アニ)」第1スタジオで起きた放火殺人事件について、アニメ史の研究者で日本大芸術学部講師の津堅(つがた)信之さん(52)が今夏、新書「京アニ事件」(平凡社)を出版した。事件は近く、殺人などの容疑で逮捕された容疑者が殺人罪などで起訴される見込み。京アニを「唯一無二の存在」と高く評価する津堅さんは、事件がアニメ業界全体に与えた影響を振り返り、「事件からの再建過程を社会に共有してほしい」と語っている。