【国際】APEC発足時の日本は台湾の参加に慎重だったと外交文書で明らかに 23日
1989年のアジア太平洋経済協力会議(APEC)発足に当たり、日本政府が台湾の参加に慎重な対応を各国に求めていたことが、23日公開の外交文書で分かった。72年の日中国交正常化を受け、政府が中国との関係改善を優先していたとみられる。(肩書は当時)APEC創設はオーストラリアのホーク首相が提唱。中国、香港、台湾などの参加も念頭に「経済問題に関し、質の高い分析能力に支援されたより制度的な協議システムをつくる時がきている」と訴えていた。