心折れて…「あきらめ廃業」急増 倒産減少の裏で休廃業は過去最多の見込み
東京商工リサーチは、2020年に自ら事業をやめたり解散したりした件数が5万件前後となり、過去最多となる見通しを明らかにした。政府の資金繰り支援策で倒産件数はバブル期以来の低い水準となったが、コロナ禍での先行きを悲観し自主廃業を選ぶ事例が増えている。◆政府支援打ち切りで今年は倒産増える懸念も13日に発表した20年の全国の企業倒産(負債額1000万円以上)の件数は、前年比7.2%減の7773件と1990年以来30年ぶりに8000件を下回った。