【毎日新聞】福島県会津若松市に唯一現存する江戸時代の天文台 戊辰戦争で焼失した会津藩の藩校の遺構
福島県会津若松市のシンボル、鶴ケ城から西に5分ほど住宅街を歩くと、石垣に覆われた高さ数メートルの構造物がひっそりと建っているのが見える。江戸時代、会津藩の藩校「日新館」にあった天文台の一部である。水戸や薩摩などいくつかの雄藩が天文台を持っていたが、当時の遺構が現存しているのは会津だけで、日本天文学会は2019年、オーロラなどが記述された藤原定家の「明月記」とともに日本天文遺産の第1号に認定した。