【日経平均3万円】“熱狂なき株高” 主な買い手は外国人投資家と日銀…国民への恩恵薄く
日経平均株価が15日、1990年8月以来30年半ぶりとなる3万円の大台を回復した。この間に日本株を買ってきたのは外国人投資家と日銀だった。個人はほぼ一貫して保有株を売りつづけており、株高の恩恵が国民に広がりにくくなっている。戦後の財閥解体時に進めた「証券民主化運動」に改めて官民で取り組み、資本市場を通じて国民が豊かさを享受できる社会を築くときだ15日午後3時、朝から本降りだった雨が上がった東京の証券街・日本橋兜町。