武蔵小杉の水害、被災住民の訴え「市は最後まで責任を認めなかった」 署名7648筆、タワマン住民からも
2019年10月に東日本を襲った台風19号。神奈川県川崎市の武蔵小杉駅周辺も浸水被害にあい、街には泥水があふれた。駅前のタワーマンション1棟が全館停電したことも記憶に新しい。この水害で被災した川崎市の住民70人が3月9日、市に損害賠償を求めて提訴する。住民有志は被災2カ月後に「台風19号多摩川水害を考える川崎の会」を結成し、市へ要望書を提出したり勉強会を開いたりしてきたが、裁判で市の責任を追及することに決めた。