総務省「接待隠し」? 会食の事前届け出3年で1件のみ…際立つ少なさ
国家公務員が利害関係者と会食する際に義務付けられた事前の届け出件数は、総務省が全省庁の中で目立って少ないことが、内閣人事局の集計で分かった。総務省の届け出は過去3年間で1件。実際には幹部職員らが業者から繰り返し高額接待を受けた。意図的な「接待隠し」の可能性もある。(川田篤志)旧大蔵省の接待汚職を受けて2000年に施行された国家公務員倫理法に基づく倫理規程は、許認可事業などの利害関係者による接待を禁じ、飲食代を折半する場合も自己負担が1万円を超える場合、事前の届け出を原則としている。