安定的な皇位継承を検討する政府の有識者会議が、来週に初会合を開く。2019年4月30日の天皇退位後、「速やか」に検討に着手すると与野党で合意していたが、2年遅れで始まる。将来の皇位継承資格者が秋篠宮さま(55)の長男悠仁さま(14)だけという状況の中、早期の結論に向けた機運は盛り上がっていない。加藤勝信官房長官は会議の設置を発表した16日の記者会見で「女性皇族の婚姻等による皇族数の減少等への対応は、さまざまな考え方があると承知している」と述べ、意見集約が難しいことをにじませた。

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