【熊本】覚せい剤600キロ密輸事件 首謀者の台湾人に無期懲役
天草市の漁港で覚醒剤およそ600キロが押収された事件で、密輸グループの台湾出身の被告に対し、福岡地方裁判所は「極めて多量の覚醒剤が国内に拡散される危険性が高かった、大がかりな密輸の首謀者だ」として、無期懲役と罰金1000万円を言い渡しました。台湾出身のホアン・イダ被告(44)はおととし、天草市の魚貫港で、漁船から覚醒剤およそ587キロ、末端の密売価格にして350億円余りが押収された事件で、東シナ海の公海上で、別の船から自分たちの漁船に覚醒剤を積み替える「瀬取り」に関わった罪に問われました。