【環境】2030年の温室ガス削減目標「積み上げ、実現可能ベースに」 石油連盟会長が注文
石油連盟の杉森務会長(ENEOSホールディングス会長)は19日の記者会見で、政府が近く取りまとめる日本の2030年の温室効果ガス排出削減目標について、「積み上げベース、実現可能ベースのものになってもらいたい」と注文した。30年まで9年弱と時間が限られるとし、「野心があまりに大きくなりすぎてそれが目標となってしまうと、(安全を前提に安定供給、経済性、環境対応の達成を目指す)『S+3E』が大きく損なわれる可能性がある」と懸念した。