日本郵政「6200億円で買収した外資を投資ファンドに9億円で売却する」
日本郵政が、傘下のオーストラリア物流大手トール・ホールディングスの一部不採算事業を豪投資ファンドに売却する方向で最終調整に入ったことが20日、分かった。売却額は9億円程度とみられる。日本郵政グループは売却に伴い、2021年3月期連結決算で、700億円規模の特別損失を計上する見通し。6月末をめどに譲渡手続きの完了を目指す売却対象は、トールの豪州やニュージーランドでの宅配事業で、日本郵政は豪ファンドのアレグロと詰めの作業を行っており、21日にも発表する。