取り調べ中に覚醒剤を飲料に混入させた疑いの警察官、私印偽造・同不正使用と偽証の罪では不起訴(起訴猶予)処分
警察官が秘密裏に覚醒剤を飲料に混入させた疑いがぬぐえないなどとして、覚醒剤取締法違反罪に問われた男性(46)が無罪となった事件で、名古屋地検は26日、捜査した男性警察官(37)を私印偽造・同不正使用と偽証の罪で不起訴処分(起訴猶予)とした。愛知県警はこの警察官について処分を検討している。名古屋地裁の確定判決によると、男性は逮捕後の警察署での取り調べで、内部規定に反して出された紙コップのお茶や水を20~30杯飲み、尿から覚醒剤成分が検出された。