【鉄道】速度よりコスパの流れ JR北のエース特急車、引退続く
1990年代後半に登場した、JR北海道のディーゼル特急「スーパーおおぞら(現・おおぞら)」用車両の「キハ283系」。石勝・根室線のエースとして活躍してきたが、近年引退が続いている。「振(ふ)り子(こ)機構」と呼ばれるカーブで車体を傾ける装置などを備え、札幌―釧路間の所要時間を45分も短縮。しかし、長年の激走で車体の傷みが進んでいることや、JR北が石勝線脱線火災事故などを機に高速化路線から転換したこともあり、速度よりコスパに優れた新型車両へ道を譲りつつある。