ローマ教皇、ワクチン特許放棄支持「愛や健康より知的財産を上位に置くのもまた別の変異ウイルスだ」
フランシスコ・ローマ教皇は8日、製薬会社が保有する新型コロナウイルスワクチン特許の一時放棄に支持を表明した。接種促進を呼び掛ける慈善コンサート「バックス・ライブ」へのビデオメッセージで述べた。教皇は「自分さえ良ければいいというウイルス」もあると非難。「例えばワクチンの国際化を妨げる閉ざされた国家主義もこうしたウイルスの変異だし、愛や健康より知的財産を上位に置くのもまた別の変異ウイルスだ」と訴えた。