【エジプト】スエズ運河座礁、賠償請求を減額 1000億円から650億円に
エジプトのスエズ運河で3月に正栄汽船(愛媛県今治市)所有の大型コンテナ船「エバーギブン」が座礁した事故で、運河を管理するスエズ運河庁が船主らに求めている損害賠償額について、当初の9億1600万ドル(約996億円)から約6億ドル(約652億円)への減額を提示したことが10日、明らかになった。ただ、コンテナ船の船主責任保険を引き受けている事業者「英国クラブ」は時事通信の取材に「依然として法外な請求で、根拠も示されていない」と回答し、解決の見通しは立っていない。