【速報】池江選手を批判している1万ツイートを東大教授がクラスタ分析 80%が「リベラル系」と判明、ネット「知ってた」「サヨクだろ」
5月7日に,池江選手がSNS上で様々な声を受けていることをツイッター上で表明しました以前ツイッター上ではあまり批判の声はなかったという記事を書きましたが直接心無い声が寄せられていた事実を見逃していた点を反省していますそこで,今度は直接池江選手のツイッターアカウントに向けて送られたリプライを分析してみました.4月1日から5月9日10時までの池江選手に向けたリプライが含まれていてかつ公開状態になっていて誰にでも確認可能な10,738ツイートを収集しましたなお,こちらにはダイレクトメッセージは含まれていませんし,既に削除済みのツイートも含まれておらずTwitter社の規約により使用可能となっているツイートとなります(省略)
リプライのクラスタ分析
最後に,引用リツイートも含めた池江選手に関連するツイートのクラスタ分析を行いましたリツイートされたツイートを抽出して類似アカウントによって拡散されたツイートをクラスタとして分類しました得られたクラスタのネットワーク図は以下の通りです
拡散されたツイートは全体の一部ではありますが,そこには複数のクラスタが存在することが分かります基本的には下の塊には池江選手を応援したり,誹謗中傷に抗議する内容のツイート群であるクラスタが二つ抽出されており上の塊が辞退を要請するクラスタでした.
アカウント数としては,応援系である下の二つのクラスタが圧倒的に多く20,000を超えるアカウントが拡散を行っています一方,上の辞退を求めるクラスタは1500弱のアカウントによる拡散でしたこの点からも,応援をする人たちの方が圧倒的に多いということが分かりますところで,この分析をしていて気になったのが,辞退を求めるツイートを拡散しているアカウントの80%近くが過去のツイートから「リベラル系」とラベリングされていたアカウントだった点ですそして,その拡散されたツイートの中には誹謗中傷に近いのではないか?と思えるようなツイートも含まれていた点を非常に残念に思いますもちろんリベラル系のすべてのアカウントが参加していたわけではなくラベリングされたアカウントの中では0.35%と極一部のアカウントではありましたが保守系のアカウントでは0.05%だったことを考えても党派性の強さが気になりましたオリンピックに反対するという意見そのものを否定するものではありませんが社会的に適切に見えないやり方は,共感を得るためには得策とは言えない気がします鳥海不二夫,東京大学大学院工学系研究科教授